別府市立中学校5校から7人が参加して、「別府市立中学校ラグビー部」が発足。24日午後5時半、練習会場となる県立別府鶴見丘高校で説明会と第1回練習が行われた。
大分県教育委員会が実施している「学校部活動充実支援事業」の取り組みの一環で、新たな運動部活動モデルの創出による充実支援を行うもので、別府市がラグビーのモデル地域に指定された。部活動指導員を活用して、拠点校公式による部活動のモデル地域を指定しており、現在、中体連に加盟のない競技を選定している。別府市はラグビー、大分市はフェンシングを指定している。別府市内で中学校にラグビー部が出来るのは始めて。指導は、実業団でも活躍した幸賢功部活動指導員。
ガイダンスで別府鶴見丘高校の姫野秀樹校長が「県教委時代に、この事業の立ち上げに関わった者として、うれしく思います。幸コーチが高校生でラグビーをしていた時、教員として初めて赴任した鶴見丘高校でその姿を見て、ラグビーもいいなと思った。一歩踏み出した皆さんの勇気は素晴らしいと思います。活躍を期待しています」とあいさつ。
幸コーチは「とにかく、楽しくやることがモットー。まずは楽しみながら、笑顔でやりたい。規律を守り、相手チームへの尊敬の念を持つ事が大事です」と話した。
さっそく体育館に移動して、1回目の練習を行った。軽いゲーム形式でボールに親しみ、楽しむことを中心に実施。参加した生徒は、汗をかきながら走り回り、時折、笑顔が見られた。
ラグビーは初めてだという阿野雄大さん(12)=山の手中1年=は「夏休みにラグビーのイベントに参加して、興味を持って、参加することにしました。みんなで協力してやるところが良い。今日は、楽しかった。これからも、みんなで協力して頑張っていきたい」と笑顔で話した。練習は、毎週火・木曜日の午後5時半から約1時間、別府鶴見丘高校で行われる。