別府翔青高校で市議と意見交換

生徒が観光建設水道委員会の議員らと意見交換した

 令和元年度「市民と議会との対話集会(議会出前講座)」が5日午前10時35分、別府翔青高校会議室で開催され、高校3年生35人、市議会観光建設水道委員会、オブザーバーの市議ら計12人が参加した。
 開会に先立ち、萩野忠好市議会議長が「別府市はいろんな課題がありますが、市議会議員も一生懸命しています。皆さんの忌憚のない意見を聞きながら、別府はこうあってほしいなどの要望がありましたら、遠慮なく発言して下さい」とあいさつ。
 市原隆生委員長が、市議会の仕組みを説明した。続いて、5グループに分かれて生徒と市議が「別府市の活性化」をテーマに意見交換した。
 生徒からは「空き家が多い。壊して新しく気軽にスポーツが出来る場所などを作ってはどうか」、「食べ物の容器やペットボトルなどのゴミが多い。ボランティアに清掃してもらい、『キレイな別府』にすべきでは」、「少子化対策は」、「別府は、海も山もある。うまく利用してほしい」などの質問があり、議員は「すぐに空き家を壊すことは、所有者を調べたりするので出来ない。今後、どうするかをきちんと対応しないといけない」、「一人ひとりのモラルの問題。カラスやネコがゴミを漁るので、その対策も必要」、「少子化対策は、市や県ではなく国が舵取りをする必要がある」、「景観を大事にすることは、絶対に必要。市民の声が、街を変えていくので、皆さんの声を聞かせてほしい」と説明した。
 意見交換後、生徒を代表して松岡亜実さん(18)が「地元別府について、考える機会になった。身近に出来ることからしていきたいと思います」と感想を述べた。
 最後に、安部一郎市議が「貴重な意見が多く出た。皆さんの意見をまとめて、執行部に届けたいと思う」と締めくくった。

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