別府市が戦没者追悼式

はじめに遺族代表が戦争で亡くなった英霊に対して献花を行った

 別府市は令和元年度別府市戦没者追悼式を26日午前10時、市公会堂で開催した。戦争により犠牲となった2304柱の御霊に祈りを捧げ、恒久の平和への思いを新たにし、多くの遺族らが参列した。
 遺族を代表して、仲元寺一雄さんと城戸美津子さんが献花。陸上自衛隊第41普通科連隊音楽部の演奏で国歌を斉唱し、戦争で心ならずも命を落とした人々やその家族らに、黙とうを捧げた。
 長野恭絋別府市長が英霊に対し「先の大戦が終わりを告げてから、74年の歳月が過ぎ去りました。多くの方々が、国の内外において祖国を思い、家族を思いつつ散華されたことは、私たち日本国民にとって永遠に忘れることのできない深い悲しみであり、痛恨の極みであります。私たちが今享受している平和と繁栄が、戦争によって命を落とした方々の上に築かれていることをひとときも忘れることは出来ません。戦没者の方々のご遺徳を称え、尊い犠牲から与えられた教訓を心に刻み、再び悲しみの歴史を繰り返すことのないよう次の世代に語り継ぐとともに、恒久平和確立のため一層の努力を傾ける決意です」と追悼のことばを述べた。
 宮森智久市遺族会連合会長、萩野忠好市議会議長も哀悼の意を述べた。引き続き長野市長、宮森会長や来賓、地区の遺族代表による献花、箱崎岳悠さんが追悼吟を奉上。長野市長のあいさつのあと、遺族を代表して宮森会長が謝辞を述べ、参列者全員で拝礼して締めくくった。

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