ホームビジター養成講座の修了式

養成講座を修了した5人に修了証が手渡された

 別府市光町の地域子育て支援センター「にじのひろば」(村田広子代表)は、家庭訪問型子育て支援(ホームスタート)を行うための訪問ボランティア(ホームビジター)養成講座の修了式を19日午前11時半、市公会堂で行った。別府市からの委託事業で、今年度で7回目。
 ホームスタートは、子育て経験者が研修を受け、ボランティアで未就学児がいる家庭を定期的に訪問し、友人のように寄り添いながら「傾聴(話を聴く)」「協働(育児や家事を一緒に行う)」や親の精神的な安定、育児の悩みを解消して、地域へ踏み出して他の支援や人々とつながるきっかけづくりを応援するなどの活動をしている。
 修了を迎えたのは、5人。村田代表が1人ひとりに修了証を手渡し「2カ月間、盛り沢山の内容だったと思います。子育てに本当に困っていて、悩みを抱えている人のサポートをしています。まだまだ困っている人はいると思うので、もっともっと沢山の人に広めていきたい。制度を知って、利用してもらいたい」とあいさつ。これにより、市内のビジター数は約40人となり、支援を行っているケースは約130件だという。
 月輪利生福祉共生部次長兼子育て支援課長は「傾聴や協働を大事にしながら、活動をしてください」。ホームスタート九州エリア協議会長の土谷修ホームスタート・やしの実代表も「別府は、九州内でも多い仕事をこなしている。1つでも子育て世帯の支援ができるように考えていきたい」と述べた。
 地域ささえあい交流センター「にじ」に移動し、先輩ビジターが手作り料理やお菓子を振る舞って新しい仲間を歓迎。新しくビジターになった人たちは、先輩の経験談などを聞くなどして交流を深めた。

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