別府・杵築・速見・東国東地区租税教育推進協議会(会長、寺岡悌二別府市教育長)は「租税教室」を18日午後2時、市立緑丘小学校で行った。
次代を担う児童に、税がこの社会で果たしている役割の重要性を正しく理解し、関心を持ってもらうことが目的。
今回は、6年生を対象に行い、別府法人会青年部会の尾林大生部会長、河野将己さん、星野賢一さん、河野哲章さんの4人が講師を務めた。
司会の河野将己さんが「税金の使われ方は何があるか」と質問すると、児童から▽学校▽公園▽災害時配給用の食材▽病院―と答えた。
続いて、3班に分かれた児童は、仮想通貨500億ZENが配布され、市長、市議会議員、会計などの役割分担をして、市のテーマを決めた。途中、三択クイズで正解した班には、1問につき30億ZENが追加された。その後、小学校・中学校・高校・橋・駅などの施設を購入し、オリジナルの市をつくっていった。
市長役を務めた河野塁さん(12)は「いろんな市のつくり方があると感じた。より良い市をつくろうと思い、消防や警察を配置し、避難所として小・中学校と高校を近くにしました」と“市制”指示の感想を述べた。