大分県文化財愛護少年団のつどい

活動発表をする別府市の実相寺文化財愛護少年団

 第41回大分県文化財愛護少年団のつどいが11月30日午前10時、別府市公会堂で開催された。
 県下の文化財愛護少年団や各地で活躍する文化財子どもガイド、民俗芸能の伝承活動に携わる子どもたちが一堂に会して親睦を深めるとともに、情報交換を行うことで各団体の発展を図り、青少年の健全育成、文化財愛護思想の普及、高揚に努めることを目的としている。
 オープニングでは、杵築市山香町の立石楽継承活動応援隊による立石楽が披露された。独特のリズムに合わせて、子どもたちが踊りながら太鼓を叩いた。
 開会式で、髙木六郎大分県文化財愛護少年団連絡協議会長が「大分の文化財を守り、伝える活動をしてくれている子どもたちが集ってくれています。地域の歴史と文化を受け継いでいてもらいたい」とあいさつ。
 開催地の別府市から寺岡悌二教育長は「地域の文化を守る気持ち持つ皆さんは、これからのふるさとや日本を守る人になると思う。伝統を大事にして、後世に語り継いでもらいたい」と述べた。
 活動報告では、実相寺文化財愛護少年団(別府市)、宇佐文化財愛護少年団、三輪流臼杵神楽愛護少年団、臼坪杖踊り愛護少年団(佐伯市)、日田市日本遺産子どもガイド、FUNAIジュニアガイド(大分市)、きつき子ども歴史ガイドが日頃の活動についてプレゼンテーションを行った。
 午後からは、井大樹県教育庁文化課主事が「文化財を守り伝えるために」と題して講話。杵築市の山香神楽教室による公演、別府市公会堂の内部見学を行った。
 閉会式では、実相寺文化財愛護少年団が文化財愛護の呼びかけ「あすへの決意」として、▽学習を深める▽文化財を大切にし、ふるさとを愛する▽文化財を守るために、すすんで奉仕活動をする▽文化財の大切なことをみんなに広める▽団員としての誇りを持ち、他の人の模範になる行いをするーと発表した。

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