別府東RCが交流プロジェクト

太陽の家のチームと卓球バレーで対決

 別府東ロータリークラブ(山下布美代会長)は、「別府・太陽の家健常者と障がい者との交流プロジェクト」を7日午後1時、太陽の家で開催した。クラブメンバーを始め、別府発達医療センターの児童や地域の子どもたちが参加した。
 別府東RCは、2008年にクラブ創立30周年記念事業として、光の園にイングリッシュガーデンを造園したのを皮切りに、児童養護施設で造園と植栽活動を続けてきた。今年は、来年、東京五輪・パラリンピックが開催されるに当たり、パラリンピックの開催に尽力した故・中村裕氏が創設した太陽の家で、スポーツを通して、障がいのある人への理解を深めるきっかけを目的に企画運営した。
 講演会では、長野パラリンピック金メダリストでアイススレッジスピードレースで金3個、銀1個のメダルを獲得したマセソン美季さんがアイススレッジスピード競技に出会った時、あまりの難しさに逆にやる気が起きて、ハンディを乗り越えて頑張り、メダリストになった体験談を語った。
 実技体験では、卓球バレー、車いすバスケ、ゴールボールを体験。ゴールボールは、目隠しをして、鈴の入ったボールを転がしてゴールにいれ、得点を競う。目隠しをしているので、回りはまったく見えず、鈴の音だけが頼り。体験した人たちは「難しい」と驚いていた。
 卓球バレーは、卓球台を使って、ネットを挟んで1チーム6人ずつがイスに座ってピンポン玉を板で打って転がし、3打以内で相手コートに打ち返す競技。太陽の家の卓球バレーチームと対戦し、打ち返す球の速さに何とか打ち返そうと懸命になっていた。
 車いすバスケでは、競技用の車いすに体験乗車。普通のバスケよりもスピードがあるため、激しくぶつかることのある競技。乗り慣れない競技用の車いすに乗って、動いてみるなどして障がい者スポーツを体験した。
 また、1964年の角川記録映画「東京パラリンピック愛と栄光の祭典」が上映された。

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