別府市美術協会が入賞作品寄贈

荒金大琳会長ら市美術協会が作品を南立石小に寄贈した

 別府市美術協会(荒金大琳会長)は令和元年度第62回別府市美術展ONSENツーリズム賞5点を19日午後4時、市立南立石小学校(阿南清隆校長)に寄贈した。寄贈者、市美術協会、市教委、小学校関係ら計26人が出席した。
 これまで市内の各中学校(統合する浜脇、山の手両中学校除く)に順番で寄贈していた。平成30年度の今年1月、境川小学校に寄贈している。今回で8回目。
 荒金会長が「新しい図書館、美術館の構想があり、夢を持って楽しみにしています。芸術作品を直に見ていただき、我々が必死になって頑張った作品を評価してもらいたいと思い、寄贈しています。皆さんに長く見てもらいたい」。
 寺岡悌二市教育長は「受賞した皆さんの想い、願い、夢などさまざまな思いがこもっています。皆さんは作品を通じて、新しい世界をつくって下さい」とそれぞれあいさつ。
 寄贈者、美術協会部長が今回、寄贈された日本画「初夏」、洋画「いにしえ」、工芸彫刻「そば釉つぼ」、書道「白い砂浜が甦る」、写真「変身」を紹介した。
 児童を代表して佐藤温美さん(12)=6年=は「私は、今までに家の人と一緒にOPAMや大分市立美術館などに行ったことがあります。別府でも、展覧会などがありますが、おうちの人が連れて行ってくれる人ばかりではないと思います」
 「今回、いろいろな作品を学校に贈ってくださったおかげで、南立石小学校のみんなが身近なところで芸術作品にふれることができるようになるので、とても嬉しいです。後輩たちにずっと大切にしてもらうように、伝えていきたいと思います」と感謝の言葉。
 続いて、阿南校長が「4年生は県立美術館に行くことがあります。写真ではなく実物を目にすることが、どれだけ子どもたちへの影響が強いか日々感じています。子どもたちが目にすることは、日常に大きな影響があると思います。大切に作られた作品を、一番、子どもたちが目にし、喜べる場所に飾りたいと思います」と謝辞を述べた。
 最後に、出席者全員で記念撮影をした。

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