別府市が技能者7人を表彰

技能向上と産業発展に貢献した技能者7人を表彰した

 別府市は、令和元年度別府市技能者表彰式を26日午後2時、市役所で行った。技能功労者2人、優秀技能賞5人を表彰した。
 優れた技能者を表彰することで、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させて、技能者の地位の向上及び産業の発展に寄与することを目的に、毎年行われている。
 長野恭紘別府市長が1人ひとりに表彰状を手渡して「長年培った技能と経験でそれぞれの業界の発展などにつなげてきた。これからも、自己研さんを積み、技能の継承、産業の一層の発展にご尽力をいただきたい」とあいさつ。来賓の萩野忠好市議会議長、倉原浩志別府商工会議所専務理事(会頭代理)が祝辞を述べた。
 受賞者を代表して、親子2代にわたって美容室CROWNを経営する大崎ちあきさんが「それぞの分野で技能を磨き、微力ながら産業振興に尽力してきました。受賞を励みにしながら、さらに技能を磨き、後進の育成などへの決意を新たにしました。支えてくれた関係者に心から感謝します」とお礼を述べた。受賞者は次のとおり(敬称略)。
【技能功労賞】▽佐藤東洋海=41年間、電気工事業に従事し、無事故で職務に精励した▽大崎ちあき=卓越した技術で長年にわたり、地域密着型美容室を経営。県美容組合の理事兼副支部長として貢献
【優秀技能賞】▽米野浩二郎=塗装業に長年携わり従業員からの信頼も厚い▽仁田野哲也=平成7年から型枠工事業に携わり、常に創意工夫して技能向上に尽力。一級型枠施工技能士をはじめ、多くの資格を積極的に取得。外国人実習生も受け入れ、技能を伝えることで国際貢献もしている▽恒松宗典=日本フラワーデザイン協会大分県支部長、県技能士会連合会フラワー装飾技能士会計などの役職を務めるかたわら、小学校でものづくりの体験教室などを行い、若者の技能離れ防止にも尽力▽石川豪則=平成10年から電気工事に従事し、優秀な技能者として公共工事にも携っている。さらに技術を学び、技能の練磨に励んで経験を積んでいる▽山本真也=大分県ふぐ処理者として登録し、ふぐ料理の調理において優れた技能を有している。青年技能者の技能レベル日本一を競う技能五輪全国大会では、県代表として出場して敢闘賞を受賞するなど活躍している。

コメントを残す