別府警察署(佐藤由布美署長)は26日午前9時15分、仕事納めにあたり警察業務への支援、捜査協力などに貢献した9団体、2個人と、特殊詐欺被害を未然防止した北中のパート従業員、山田明広さん(43)に感謝状を贈った。
感謝状を手渡した佐藤署長が「皆さんのおかげで、別府署として一年間良い仕事が出来たと思います。来年も皆さんの支援と協力を得て、良い仕事をしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします」と述べた。
団体は▽有限会社稲妻自動車(大野正光代表取締役)=警察車両の整備を通じて警察活動に協力した功労▽別府市旅館ホテル組合連合会(西田陽一会長)=「外国人旅行者等の対応に関する協定書」締結による警察活動への功労▽株式会社トキハ別府店(安部昭一店長)=特殊詐欺防止、交通死亡事故抑止の広報活動に協力した功労▽九州旅客鉄道株式会社別府駅(甲斐裕明駅長)=特殊詐欺防止、交通死亡事故抑止の広報活動に協力した功労▽味菜(本城靖夫代表)=官弁指定業者として官給糧食提供した功労▽株式会社サンレー別府営業所(澤谷和英所長)=特殊詐欺防止、交通死亡事故抑止の広報活動に協力した功労▽外国人観光客向け案内所「WANDER COMPASS BEPPU」(畑山知美店長)=通訳を通じ警察活動に協力した功労▽東海商事有限会社(青松孝佳代表取締役社長)=電光掲示板による交通事故抑止の広報啓発活動の功労▽明大工業株式会社(藤澤正浩代表取締役社長)=交通安全運動等において積極的な街頭活動を行った功労。
個人は▽甲斐時文さん、平石栄二さん=永年にわたり、積極的に地域安全活動を行った功労。
特殊詐欺防被害を未然防止した山田さんは、セブンイレブン別府北中店で勤務。11月26日夜、別府市在住の50歳代男性が来店。男性は電子マネーカード3万5千円分を購入したが、別の電子マネーカードに変えてほしいと言われた山田さんは「詐欺に遭っていませんか」と問いかけた。男性は「パソコンのモニターに表示されたウイルスに対策するため、連絡したらコンビニで電子マネーカードを購入するように言われた」と話した。山田さんは、警察に連絡する旨を伝えた。その後、駆けつけた警察官が対応した。
山田さんは「嬉しい。まさか、自分が対応するとは思わなかった。小額詐欺が増えているので、今後も声かけをしていく」と話した。