別府市の学校保健大会を開催

永年にわたり学校医・歯科医・薬剤師として活動した功績を称えた

 別府市教育会は、令和元年度別府市学校保健大会を16日午後3時から、市役所で行った。
 市内の学校保健関係者が一堂に介して、永年の功績を称え、功労者を表彰するとともに、課題に関する講演を聴講、一層の進行と児童生徒の健全な育成を目指すことを目的としている。特別表彰4人、一般表彰1人を表彰した。特別表彰は、学校医・学校歯科医及び学校薬剤師として20年勤務した人や学校保健の普及進展と充実強化に特に功労のあった人。一般表彰は、学校医・学校歯科医・学校薬剤師として10年以上勤務した人や学校保健会の役員を務めた医療関係者らが対象。
 学校保健会会長の矢田公裕市医師会長が「学校保健会は、子どもたちが健やかに成長するために必要な教育を支えるための会です。教育と医療でタッグを組んでいきたい。子どもの数は減っていますが、沢山の子どもの検診をするのは大変だが、長年勤めていただきありがたい。生活習慣病や肥満、極端な痩せ型、心に負担を持つ子など様々。先生だけでなく、我々専門委も活用してもらいたい」。
 寺岡悌二教育長は「専門の立場からの指導や学校との連携で、子どもたちの安全が確保されている。これまでも、エアコンの設置やトイレの洋式化、ブロック塀の撤去など、子どもたちの安全を第1に考えた施策が行われてきて、今回、学校給食のセンター一元化が進められています。深い連携で、子どもたちにより安全な環境をつくっていきたい」とそれぞれあいさつをした。
 矢田会長からこの日出席した特別表彰の岡田豊和さん(学校眼科医)と河野順さん(学校薬剤師)に表彰状と記念品が贈られた。来賓の阿南寿和副市長(市長代理)が祝辞。受賞者を代表して、岡田さんが「個人診療所なので、昼休みを利用して学校を回り、6校を担当して4~6月に検診している。お昼を食べる時間もない時もありますが、子どもたちのキレイな瞳を見ると、癒され、大事な仕事をさせてもらっていることを肝に銘じてやっています。始めた当初は、自分の子どもを診る気持ちでやってきましたが、これからも自分の孫を診る気持ちでやっていきたい」とお礼を述べた。
 引き続き、令和元年度の事業及び収支決算の中間報告を行い、講演会では、東部保健所の奥野隆啓さんが「薬物乱用の現状と心身への影響」と題して話をした。被表彰者は次のとおり(敬称略)。
 ▽特別表彰=畑洋一(学校医)岡田豊和(学校眼科医)三浦重喜(学校薬剤師)河野順(同)▽一般表彰=蛯谷文一(学校歯科医)

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