旧南小学校跡地活用事業始まる

関係者が出席して工事期間中の安全を祈願した
複合施設の外観完成予想図

 旧南小学校跡地活用事業の公共施設整備業務部分の安全祈願祭が29日午前10時、現地で行われた。関係者約40人が出席した。
 旧南小学校跡地活用事業は、公共施設整備部分と住宅部分がある。公共施設部分は、多目的広場、園庭、複合公共施設(鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積約1990平方㍍)、駐車場(25台)が整備される。複合施設には、地域交流センター、南部子育て支援センター、南部児童館、中央保育所が入り、子どもから高齢者まで集い、交流し、健康づくりに資する活動が出来るようにする。設計・施工は、旧南小活用事業コンソーシアム公共施設建設共同企業体(平野工務店、安部勇建設、K2構造設計、アトリエテイク一級建築士事務所)。事業費は約5億8千万円。
 神事は、八幡朝見神社の神日出男宮司が執り行った。長野恭紘別府市長、安部一郎別府市議会副議長、甲斐時文市自治委員会南地区支部長、原山貞一別大興産取締役営業本部長、河野浩二K2構造設計株式会社代表取締役社長、平野英壽株式会社平野工務店代表取締役がそれぞれ玉串を奉てんして、工事の安全を祈願した。
 施主である長野市長が「平成14年に旧南小学校と旧浜脇小学校が統合。南小学校が誕生した時から、跡地を暫定利用してきたが、地元から跡地活用について要望がずっとあった。南部振興なくして別府の発展はないと思っている。安全を第一に工事をすすめていただきた」とあいさつ。
 施工者を代表して、平野社長が「地域のコミュニティ施設。期待にそえるように全力で取り組みたい。地域の方にはご不便とご迷惑をおかけします。無事故、無災害を目指して細心の注意を払って行うので、ご協力をお願いします」と述べた。供用開始は、来年4月の予定。

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