会員同士が交流出来る場に
平成24年5月の総会から30年6月までの総会まで事務局長を務めて、令和元年6月の総会で理事長に就任した。
「6年間、事務局長として在籍し、その後、1年間のブランクがあるが、理事長になったからと言って、センター自体の印象はあまり変わっていない」と話す。
理事長に就任して半年、「会員数が減少傾向にあることから、会員数を増やすことと、会員がシルバーに入って良かったなと満足できるようなセンターにしていきたい。会員が安心して働くために財政基盤を確保するため、派遣業務として市の協力を得て、夜の地区公民館で受付などを行っている」と述べた。
抱える課題は、会員数を挙げた。「定年延長や65歳までの再雇用制度が定着している状況で、国はさらに70歳まで働ける状況を企業などに求めている。シルバー会員の60歳代、特に60歳前半の会員が少なく、女性会員も増えていない。そのため、樹木のせん定や草刈りなどで、会員が減少したことで対応できる会員が少なくなったため、市民や企業などの業務依頼者に対して、直ちに対応できないなどの迷惑をかけることがある」と現状を話す。
会員を増やすためには、さまざまな機会を見つけ、シルバーの活動目的などを広く広報し、高齢者が働くことの喜び、生きがいなどを伝えていくことを考えている。また、せん定や草刈りなどは、初心者に対して講習会などを積極的に実施する。
「今後は、仕事や地域貢献はもちろん、仕事以外でボランティア、交流会、旅行、趣味などを活発化させ、ただ働くだけの場所でなく会員同士の交流が出来るようなセンターにしたい」と語った。
昭和24年生まれ、別府市浜脇新町(現在の浜脇2丁目)出身の70歳。
座右の銘は「和をもって尊しとなす」。何事も独断専行は良くない、話し合いや議論することが大事。議論することでいろいろなことが分かっている。
趣味は、ストレス解消になる40年弱続けているゴルフと週3、4回行うウォーキング。
別府市大畑の実家で、夫人と長女との3人暮らし。長男と次男は独立しており、市内に住んでいる。