3時間15分の壁を破るぞ

別大マラソンに初挑戦する幸康史さん

 2月2日に行われる「第69回別府大分毎日マラソン大会」に幸康史さん(幸建設勤務 別府市石垣東在住)が市民ランナーとして出場する。
 平成29年の同大会に幸さんの福岡大学時代のバイト先の先輩が出場。大会前日に来別、幸さん宅を訪問した。マラソンの魅力、特色を聞かされ、その僅かな時間で一念発起。翌日の大会終了後の午後4時頃、自宅から西大分までの往復、約20キロの別大国道を走った事でマラソンへの挑戦が始まった。
 市立中部中、県立別府青山高時代はファーストを守る野球部員。当時から体力、走力ともに「特段の自信があった訳でもなかった」と話しており、陸上競技にも無縁であった。
 思いは熱を増し30年1月28日、天草大会(熊本)のフルマラソンに初エントリー。タイムは4時間56分。「惨敗でした。悔しかった」と、ここから本格的トレーニングを開始。
 早朝起床。6時15分から日替わりで大分、日出方面に向けて別大国道を40分かけてランニング。猛練習の結果、同年12月の同大会でタイムは3時間24分。約1時間30分、短縮させた。公式記録を認定するフルマラソン大会にエントリーできる基準タイムは3時間30分を切る事。幸さんの努力と情熱はわずか1年でその快挙を成し遂げる形となった。
 昨年12月8日に行われた公式大会の「第33回青島太平洋マラソン」では3時間19分。見事、別大マラソン出場権を獲得して本番に臨む。父親勝美さんが経営する建設会社に、一級建築士を取得して勤務。文武両道の熱血漢ランナー、広範囲に活躍する一児の父でもある。「大会の目標は3時間14分59秒。サブ3・15を達成する事です」とキッパリ。35歳。

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