ゆうあい保育園と大平山小学校連携

移動式で使える鉄棒の寄贈を受けて、さっそく楽しむ子どもたち

 公益財団法人外あそび体育遊具協会(吉川靜雄理事長、京都市)は、子どもたちに楽しく体を動かすことを学んでもらおうと、別府市立大平山小学校(秋吉政利校長)に14日午前9時、移動式鉄棒(通称・安田式鉄棒)4台を寄贈した。幼保小連携で体育実践をしている全国6カ所に寄贈している。
 「外あそび体育遊具協会」は、心と身体の理想的な成長バランスは、子どもたちの日常の遊びの中に潜んでいるーという鉄棒考案者の安田祐治氏(享年98歳)の考えに沿って、自園で体育あそびが出来る指導者を育成している。
 安田氏は、小学校の校長などを務め、「運動あそび」と「遊具」創りに情熱を注ぎ、実践に基づいた「安田メソッド」「安田式遊具」を次々と考案設計した。
 安田式遊具は、熱中できる遊びが人間の成長には不可欠、との考え方から出来ている。得意な子も苦手な子も自ら遊んで熱中できる。やってみたい、もっと出来るようになりたいと思える環境づくりを行う。遊具は、便利な移動式で抜群の安定感、考え抜かれた枠間や幅、最適の配色の4つの特徴がある。
 今回、ゆうあい保育園(石田安貴子園長、竹の内)が、安田メソッドを取り入れているという縁で連携する小学校に寄贈することになった。贈呈式には、ゆうあい保育園の4、5歳児12人、大平山小学校1年生54人が参加した。吉川理事長が秋吉校長に目録を手渡した。秋吉校長は「今までは外でしか鉄棒を使えなかったけど、これからは体育館や教室でも出来る。頑張って使ってほしい」。吉川理事長も「どこにでも持っていけるので、多いに活用して逆上がりが出来るようになってください」とそれぞれ子どもたち話した。
 さっそく鉄棒を使って、体を動かした。最初は逆上がりが出来なかった子どもも、ちょっとしたコツを教えてもらうと、どんどん出来るように。子どもたちは、鉄棒が楽しくてしょうがない様子で、積極的に参加して楽しんでいた。

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