米国NYで別府竹細工の魅力発信

伝統工芸士の大谷健一さん(左)と清水貴之さんが実演
自然素材を生かした独自の技法の別府竹細工が展示された

 別府市は米国ニューヨーク市マンハッタンのジャパンソサエティーで3日から9日まで、「別府竹工芸の魅力」を開催。6日には竹細工の実演などのイベントを行った。令和元年度別府竹細工海外販路拡大事業の一環。
 日本の伝統文化を紹介するジャパンソサエティーと共催で行った。6日に開催されたイベントでは、ジャパンソサエティーのジョシュア・ウォーカー理事長があいさつ。伝統工芸士の大谷健一さんと清水貴之さんが伝統技法で作る「大四海波」を実演。華道池坊ニューヨーク支部が生けた花を飾った。
 別府竹細工販路開拓アドバイザーのセンタンテ中島悟氏が竹細工の歴史や技法を説明するとともに、竹製のバッグを紹介。地元の人にモデルになってもらい、お披露目。また、川上隆・副市長が別府の竹細工について講演した。
 さらに、クリストファー地区にあるセレクトショップ「H・P・F CHRISTOPHER」と連携して、テストマーケティングを実施。フラワーベースはインテリア素材として、年間を通して販売することになった。
 イベントに参加した川上副市長は「別府の宝である別府竹細工の魅力を十分に発信できたと共に、繊細な技法を駆使した竹細工に対する関心と、竹という自然由来の素材を使用して作り上げていることに対する理解が高いなど、米国市場の動向などを更に把握することができた。引き続き、海外販路開拓の取り組みを推進していきたい」と話した。

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