令和元年度消防功労者消防庁長官表彰で永年勤続功労章を受章した別府市消防本部1人、市消防団員1人に25日午後1時半、長野恭紘別府市長が章記を伝達した。
消防職員として、25年以上在職し、県知事表彰永年勤続功労章が贈られた職員と、過去25年間の出動率が60%以上の消防団員が対象。
消防庁長官表彰は、消防吏員または消防団員などの士気の高揚を図るとともに、地域住民の消防に対する正しい認識と円滑な協力援助関係を確立する。
今回受章したのは、消防団歴31年の脇博之第8分団長(66)、勤続37年の須﨑良一市消防本部次長兼庶務課長(58)の2人。
長野市長は「脇第8分団長は、地域の安全安心を守る要として、地域の信頼も厚く皆さんから慕われている存在。長年の功績が認められたもの。分団員とともに喜びを分かち合って下さい」
「須﨑次長は、行政の中においても信任の厚い人柄が認められての受章だと思います。消防団の皆さんと力を合わせて、市民の安全安心を守る要として尽力して下さい」と述べた。
脇分団長は「消防人として最高のもので、一つの証ではないかと思う。勲章や賞状を実際に手にすると、ありがたいというのが本音。縁の下の力持ちとして、後輩に道を譲るという決断をさせていただきました」。
須﨑次長兼庶務課長は「消防人として重みのある章。ひとえに周りの支えがあったからこそ。消防署の仕事では24時間、家を空けることになり、家を守ってくれた妻に感謝しています。今まで以上に精進して、消防行政に努めたい」とそれぞれ語った。