整備基本計画策定委員会が報告書

塚田委員長(左)から報告書が提出された

 別府市新図書館等整備基本計画策定委員会(塚田俊三委員長)は、25日午後2時から、第6回の委員会を開いて基本計画をまとめて長野恭紘別府市長と寺岡悌二教育長に報告書を提出した。
 「ひとりひとりの暮らしと創造のよりどころへ」を基本理念として、教育、健康・福祉、産業、アート、まちづくりに貢献する地域の創造拠点として、市民が憩い、安らぎ、暮らしを楽しむサードプレイスとしての公共空間となる見込み。
 建設予定地は市役所西側の別府公園文化ゾーンであるため、「公園の中に建つ公園」ということに配慮して、周囲の景観と調和し、文化や教育の情報を受発信するエリアの拠点とする。核となる資料の収集提供、アーカイブ機能を中心としながらも、時代の変化に合わせた「育む場」「学びの場」「交流の場」といった機能を設ける。
 現在図書館で提供されている図書サービスに加え、図書館と連携する機能・サービスを提供する。建設は、運営計画と連携して進める「設計・運営連携方式」が優位とした。令和5年度の開館を目指す。
 長野市長は「1年にわたり、熱心な議論をいただきました。50年、60年先の未来の子どもたちに引き継がれる図書館になると考えると、ワクワクし、責任ある仕事だと実感する。図書館としてのスペックはどこにも負けていないものをつくり、別府らしい、いろんな人が集い、抱える課題や悩みを一緒に解決できる場になるべきだと思う。市民に理解をして納得してもらえる説明が必要だと思う。どこにもない、別府らしい素晴らしい図書館を作っていきたいので、今後ともお力添えをお願いします」とお礼を述べた。

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