別府市医師会がアプリサービス提供

矢田医師会長らが市長にアプリについて説明をした
別府市宣伝部長「べっぴょん」が
目印の「あんしんパレット」

 別府市医師会(矢田公裕会長)は、4月からアプリを活用したサービスの提供をスタートした。
 提供を始めたサービスは、医療、健康に関する情報を提供する「ゆけむりあんしんパレット」、妊娠から出産・子育てまでをサポートする「わくワク『ゆ~モ』」、健康手帳やお薬手帳として活用可能な「CARADA」。
 「けむりあんしんパレット」は、これまで医師会が10年間行っている「ゆけむり医療ネット」で蓄積したデータを活用して、市民向けに情報を発信するもの。登録すると会員証のバーコードが提供され、基幹病院やかかりつけ医、薬局などでバーコードを読み取ることで薬や医療情報を医療従事者に伝えることが出来る。休日当番医や健康に関する情報もスマホに届く。休日当番医は変更する場合もあり、その場合はすぐに情報を知ることが出来るようになった。また、他の母子手帳や健康手帳、お薬手帳アプリを機動することも可能。
 「ゆ~モ」は、子ども医療費助成制度や児童手当などの案内、自治体が配信する各種お知らせを受け取ることが出来る。妊娠中の体調や体重記録、胎児や子どもの成長記録、予防接種の記録などの管理もでき、子どもの成長を写真と一緒に記録する「育児日記・できたよ記念日」を使うと、子どもの様々な成長を残すことができる。家族のスマホなどでも閲覧できて、情報を共有する楽しみも。
 「CARADA」は、市医師会地域保健センターで受診した特定健診、事業所健診、日帰り人間ドックの結果、市内の特定健診個別医療機関で受診した結果がアプリに報告される他、日々の歩数や体重、食事、血圧など体の様々なデータを記録・管理することが出来る。処方箋を写真またはQRコードで事前に薬局に送って待ち時間を短縮できたり、1台のスマホで家族分が管理できるため、万が一の場合も家族が医療関係者に持病や薬のことを伝えることが出来るなど、体に関する情報を一元化して管理できる便利なアプリ。医師会では「多くの人に活用してもらいたい」としている。

コメントを残す