別府は人の温かみ感じる
JR駅での勤務は「入社してすぐにJR小倉駅の駅員勤務をして以来。随分と前なので、初めてといっても良い気持ち」という。大分県内での勤務自体、初めて。
総務や人事といった管理部門の仕事に長く携わってきた。
京都の同志社大学に通っていたころ、京都駅の新生JR駅ビルを見て「JRは鉄道というイメージが強かったので、こういった事業もしているのかと驚いた。自分も生まれ故郷の九州に戻って地域貢献が出来ればと思った」という。
出身は大分市で「別府もほぼ地元のようなもの」と笑顔を見せる。
2000年にJR九州入り。JR九州レンタカー&パーキング取締役駐車場事業部長、JR博多シティ取締役企画部長、本社総務課副課長などを歴任した。
前任の本社総務課では、現在、感染が拡大している新型コロナウイルス感染症対策も担当した。「国内で1月末ぐらいから広がり、短時間でこれだけ広がるとはと驚いている。鉄道事業はもちろんのこと、ホテルや駅ビルといった多くの施設で最大級の影響を受けている。対応はとてもキツかった」と振り返る。
感染は収束の兆しも見えず、JRもダイヤ改正をしたばかりだが、本数を減らすなどして特別運行をしている。
そんな中、観光都市の陸の玄関口として多くのお客を迎える別府駅に赴任。
「観光地駅で、他とはちょっと違う。一期一会のお客様も多いので、社員には、楽しみに来ている旅行を嫌な気持ちにさせないように、楽しい旅の一瞬に関われることを喜びに感じて、接してほしいと思う」
「社員とコミュニケーションをとりながら、一緒に新しい別府駅を作っていければと思う」と話す。
「社員も明るく、何より地域の人が駅を大事にしてくれているのを感じる。人の温かみを感じます。イベント等を通じて地域のお役に立てればと思います」と意欲を見せる。
小さい頃からラグビーをやっていて、現在も福岡のジュニアチームでコーチをしている。家族は妻と息子2人。単身赴任で、由布市内の実家から通っている。