「春の全国交通安全運動」まとめ

別府地区地域交通安全活動推進委員などが街頭啓発=6日、中部中学校交差点周辺

 「春の全国交通安全運動」(6日から15日)の期間中、市内で人身事故、負傷者、物損事故は前年と比べて減少、死亡事故はゼロで同数だった。別府警察署がまとめた。
 別府署管内は期間中、人身事故9件(対前年同期間比5件減)、負傷者10人(6人減)、死者ゼロ(同数)、物損事故76件(25件減)となった。
 人身事故形態は、車と車6件、車と歩行者3件。車両同士の事故は、追突3件、右折と直進1件、その他2件となっている。
 期間中「車と車」の交通事故が多く発生(全体の66・6%)している。
 65歳以上の高齢者が事故の当事者となる事故件数は、人身事故3件、物損事故27件。人身事故は、車と横断中の歩行者、駐車場内での車と車、道路を走行中の車と駐車場から道路に出た車の衝突だった。
 三代岳樹別府署交通課長は「安全運動期間中は、昨年同期と比較すると交通事故の総数や負傷者数が減少しました。しかし、歩行者が被害に遭う事故や高齢者が関係する交通事故が複数発生しています。歩行者や高齢者が関係する交通事故は、重大な結果に直結する危険性が高い交通事故です。これからも、ドライバーも歩行者も交通マナーアップを心がけましょう」と話した。

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