別府商工会議所青年部が栄光園に

会員が手作りしたマスクを子どもたちにプレゼント

 別府商工会議所青年部(荒金大介会長)は、会員で作ったマスク40枚を28日午後2時、児童養護施設の栄光園(岡田豊弘施設長)に寄贈した。
 マスクの布は、浜脇にある有限会社荒金綿店が布団を作る時に出る、余った布を使った。ゴムひもは各所で売り切れが多く、手に入りにくかったが、青年部メンバーや青年部OBに提供してもらった。
 布は綿100%なので、子どもたちも安心して使ってもらえる素材だが、布織物は通気性が良く、マスクとしての性能は市販の物より低いため、今回はポケット状のマスクにこだわって制作した。不織布の素材をポケットに挟んで使うことで、少しでも感染予防の効果を上げてほしいとしている。
 青年部メンバーが1回につき2、3人が集まって、換気の良い場所で作業をした。和柄で青色やピンク色で子ども用20枚、大人用20枚が完成した。
 贈呈式には、荒金会長、青年部メンバーで荒金綿店の荒金さなえさんらが出席。青年部マスコットキャラクターである「けむりん」も登場して、子どもたちと触れ合った。子どもたちはマスクを受け取って「ありがとう」と笑顔を見せた。
 荒金会長は「今、学校が休校などになっていて子どもたちもストレスを感じていると思う。このマスクで明るい気持ちになってもらえれば。少しでもお役に立てればと思います」と話した。

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