コロナ禍退散を祈願

「コロナに負けるな」と延隆寺で祈祷したラベルを付けた焼酎

 杵築市山香町立石地区で地域活性化活動をしている「みろく蔵部(くらぶ)」(阿部正徳会長、20人)は6日、地区内の恵照山延隆寺(日蓮宗)、鶏足山五徳寺(曹洞宗)、良照山長流寺(同)でコロナ禍退散祈願の祈祷を行った。
 「みろく蔵部」は、地区内にある焼酎蔵「みろく酒造」を核として地域活性化を図る任意の団体。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を祈願して、祈祷した護符をラベルにした焼酎を作ることにした。イラストは、江戸時代に熊本県の海から現われたと伝わる妖怪「アマビエ」を延隆寺の首藤泰隆住職(39)が描いた。首藤住職はアマビエの塗り絵を作ったり、御朱印にイラスト描くなどしているが、企業からの作画依頼は受けていなかった。今回、地元の人たちの願いを受けて、作画を引き受けた。
 延隆寺での祈祷は午後2時から行われ、阿部会長、みろく酒造の長野由明総務部長ら関係者4人が出席。コロナ禍退散と新型コロナで亡くなった人の冥福を祈った。
 祈祷済みのラベルには3つのお寺の名前が入っており、麦焼酎「十王」(麦、アルコール分25%、300㍉㍑)に貼って販売している。みろく酒造の謂れである弥勒菩薩のご加護があるようにと思いを込めて、369本を369円で蔵で販売する。問い合わせはみろく酒造(電話28・6888)へ。

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