新型コロナ対策でビービズが事業

メッセージが温泉の湯けむりのように
立ち上る「アンド・フロー」

 一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINK(阿南寿和代表理事)は、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ観光や雇用を応援するための取り組みを行っている。
 観光客はいなくなったが「新型コロナが終息した時には、またみんなで元気に温泉に来て欲しい」との願いを込めて、温泉地ならではの、「ソーシャル・ディスタンシング・ロゴマーク」を作成。温泉マークの湯けむりの部分が間隔を開けてあがっていて、「2㍍の距離を取りましょう」と呼びかけている。
 また、ウェブ上に仮想別府温泉「アンド・フロー」を制作した。世界中の人から応援メッセージを募集して、ホッと励まし合い、心を癒やしてもらおうというもの。メッセージは、湯加減の適温であるといわれている41・5度にキープするため、文字数を41・5文字で募集。温泉から湯けむりが上がるようにメッセージが立ち上る仕組み。投稿して「#離れていてもあったかい」でシェアした人の中から千人に温泉入浴剤をプレゼントする。「どんな時でも自分らしく幸せに生きられるように」や「大好きな大分、別府温泉にゆっくり浸って疲れを癒やせる日が待ち遠しい」、医療従事者への感謝の気持ち、「みんなで乗り越えよう」という力強いメッセージが寄せられている。
 メッセージを送るには「41-5.jp」にアクセスして、「メッセージを送る」で投稿するだけ。投稿後はツイッターでシェアすることも出来る。
 さらに、オフィスにかってくる電話の一次取次サービスを展開する株式会社うるる(星知也代表取締役社長、東京都)のフォンデスクと協力して、新型コロナの影響で別府市内で休業中の接客・観光業などの従業員に対して、在宅電話オペレーターを募集する。
 新型コロナの影響で、各企業でテレワークが広まっているが、同時に「テレワーク中の会社にかかってくる電話への対応をしてほしい」との要望も高いことから、フォンデスクが電話対応の代行をしている。休業中の人を一時起用(業務委託)をして、休業を余儀なくされている人を支援する。
 対象は、新型コロナの影響による休業者、または従業員が休業中や雇用に大きな影響を受けた事業者の人。電話オペレーターに従事できるスキルキャリアで、自宅や事務所にパソコンやネットワーク等の環境が整っているなど、オペレーターの水準を保つための選考がある。雇用ニーズが戻った時には、速やかに本業に復帰できるように配慮する。個人で応募する場合は、https://www.fondesk.jp/recruitment/から応募を。企業や事業所で応募の場合はhello@fondesk.jpに「フォンデスク電話オペレーター起用について」とタイトルをつけてメールを。締め切りは29日。

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