幸勝美さん、春の褒章で黄綬褒章

黄綬褒章を受章した(株)幸建設の幸勝美代表取締役

 (株)幸建設の幸勝美代表取締役(65)は、令和2年度春の褒章で黄綬褒章受章の栄に浴した。
 幸さんは昭和29年生まれ、別府市出身。38年前の27歳のとき、建築士資格保有者で構成している大分県建築士会に入会。県青年部長、別府支部長などを歴任。別府支部長時に県理事。10年前には県副会長を務めた。平成30年に国土交通省大臣表彰を受けた。
 受章については「もらっていいのかと思った。皆さんの協力があってからこそ。受章理由として社寺建築に実績があり、鉄骨の良さを伝統工法の中に取り入れた実績があるとのことだった。これは私ではなく、先代の親父(故・康生氏)の代わりに私がいただけたと思った」と述べた。
 「おそらく、先代は職人気質だったので『お前がもらったんだ。良かったじゃねーか』と言っていると思う。会社を創業し、今と違って紙ベースで設計するなど、何もないところからイメージして組み立てるのは大変で、苦労も多かった」とふり返る。
 幸さんは、昭和52年に福岡大学工学部建築学科卒業後、同年4月に長崎県の建設会社に就職。対馬や長崎市内の現場に従事。55年2月に別府に帰郷し有限会社幸建設(当時)に入社。平成7年11月に株式会社幸建設に組織変更。10年11月に代表取締役に就任した。
 「樹齢60年の木を切り出して一般住宅を作ったときに、同じ住宅を作るためには60年はかかる。子や孫になるまで使ってほしい。社寺建築は100年、150年のサイクル。会社はもちろん技術を次世代につなぐことが求められる。県建築士会も若い人が育っている。住む人のための設計や施工をしていく。」と解説。
 また、別府中央ライオンズクラブに32年間在籍。平成12年度に会長として奉仕した。
 趣味は、音楽。中学・高校時代は合唱部に所属しており、歌うことが好き。子どもの結婚式のときに、「マイウェイ」を独唱して新郎新婦が入場した。
 座右の銘は「父子心を和すれば春のごとし」。親子が仲良くしないといけない。先代が、菩提寺の住職から頂き、床の間に飾っている。今でも心に刻んでいる。

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