別府市内の公立の14小学校と8中学校で18日、分散登校が始まった。別府市教委によると、小学校1~3年生は週1回、4~6年生は週2回、中学校1、2年生は週2回、3年生は週3回、登校する。
市立亀川小学校(佐藤裕一校長、421人)では、15日に机や椅子などの消毒、机の配置などを設定した。18日は約200人の児童が登校しており、出席番号を基準に、地区、兄弟、姉妹で登校日を分けている。1~3年生は月か金曜日の週1回、4~6年生は月・木、火・金曜日の週2回としている。
分散登校初日の18日の朝活で、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために「なぜ三密はいけないのか」「なぜ分散登校をするのか」などの学級指導を行い、児童が自主的に“三密”をしないように考える。また、家にいる時間が長くなるため、学校再開が予定されている6月に向かって残り2週間、今の生活スケジュールの見直しや家庭学習のやり方も指導する。
分散登校したときは、1~3限まで国語、算数、学活や未履修分野を中心に授業し、午前11時には下校する。
児童らは久しぶりに登校し、友人と会い、ニッコリ。学校にも、久しぶりに児童の元気な声が響いた。
佐藤校長は小学校の周りの登校する児童の見守りを行った際、女児に「おはようございます。学校が始まって嬉しい」と言われたという。