別府市は、新型コロナウイルス感染症の影響でアルバイト等がなくなり経済的に困っている学生を支援する「学生エールプロジェクト」を始める。市民生活の環境整備など市政に協力してくれた学生に対して、謝礼金を支払う。
新型コロナの影響でアルバイト先が休業となってことに伴って、学生のアルバイトもなくなるケースが多い。それまで、仕送りとアルバイトで生活をしてきた学生が、学費や家賃、光熱費などを支払うだけでやっとで、食費を後回しにするということも少なくなく、有志団体が食糧支援などをしている。
そんな中、別府市はプロジェクトを立ち上げた。大学、短期大学、大学院の学生なら日本人でも外国人留学生でも関係なく参加できる。公式ホームページの「学生エールプロジェクト」から登録。登録した学生は、活動内容が書かれたカレンダーを見て、自分が参加できる活動を選択して、当日活動を行う。活動内容は、清掃や看板の多言語化などを想定していて、多くて週3日程度。謝礼金は1回約3500円で1週間分がまとめて振り込まれる。活動は来年3月31日まで実施する。
また、登録をした学生を対象に食糧支援として、6月3日にAPU、APUプラザ、別府大学、別府溝部学園短期大学でお米やパスタを配布する。登録は22日から。問い合わせは文化国際課(電話21・1131)へ。