いのちを守る火災警報機キャンペーン

25日から6月8日までキャンペーン実施

 別府市消防本部を含む九州の各消防本部は「いのちを守る住宅用火災警報器九州一斉普及啓発キャンペーン」を25日から6月8日まで、展開する。
 全国的に火災による死者の多くが住宅火災によるもので、住宅用火災警報器を設置・維持管理することで住宅火災による被害のさらなる軽減につながる。平成18年6月1日に新築住宅、23年6月1日にすべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられたことを受けて、6月1日を基準日として前後1週間をキャンペーン期間とした。
 住宅用火災警報器の交換目安は10年で、古くなると電子機器の寿命や電池切れなどで火災を検知しなくなることがある。定期的な点検をして異常があったときは、機器本体を取り換える。設置していない家庭は、早急な設置が求められる。
 住宅用火災警報器の設置率は令和元年6月1日の時点、別府市87%、大分県85%、全国82・3%。
 別府市内の火災件数は、平成29年60件、30年23件、令和元年20件と減少している。令和2年は5月20日時点で14件。
 浜崎仁孝別府市消防本部予防課長は「新型コロナウイルスの影響で、ご家庭で過ごす時間も長くなっています。家族全員で防火対策を見直す機会としていただき、火災のない『安全』『安心』なまちづくりへのご協力をお願いします」と述べた。
 詳しい設置や点検方法は、市消防本部のホームページに掲載している。
 問い合わせは、市消防本部予防課(電話25・1125)まで。
 キャンペーン中の市消防本部の取り組みだが、三密を避け感染防止を図るため、活動を縮小し▽市消防本部、出張所に啓発のぼり旗や懸垂幕を掲出▽ホームページに掲載して周知―の2点としている。

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