別府平田・鉄輪郵便局にサツキ届く

伊藤さん(左)が安部久子別府平田郵便局長に丹精込めて育てたサツキを手渡した

 野田在住の伊藤保夫さん(81)は29日、別府平田郵便局(安部久子局長)にサツキ1鉢を届けた。丹精込めて育てたサツキを、毎年5月中旬から6月中旬までの月曜日から金曜日、同局に飾られる。今年は最初に25日に届けており、29日に入れ替えた。
 現役時代は郵便の取り集めなどの業務をしていた伊藤さんは「地域住民や局員に恩返しがしたい」と思い、昭和・平成・令和の3元号、そして30年以上前から地元の郵便局に持っていくようになった。
 安部局長は、伊藤さんが大分明野郵便局に務めていたときから40数年の知り合い。別府平田郵便局長に安部さんが就任してから、10年以上にわたり伊藤さんがサツキを届けている。
 伊藤さんは「来局した人が、サツキを見て少しでもお客さまの心の癒しや気休めになれば、ありがたい」と話した。
 安部局長も「毎年、サツキを楽しみにしているお客さまもいます。この時期になると、年配の方からサツキの展示はまだですか、と言われます。伊藤さんには、感謝しています」と述べた。
 また、伊藤さんは地元である別府鉄輪郵便局(山下優一局長)にもサツキを届けている。こちらは30年以上前から、持っていっている。
 伊藤さんによると、今年は例年開催している「さつき花き展示会」が新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止となり、多くの人に見てもらうことが出来ず、また、気温が早くから暖かくなったため、害虫対策に苦労したという。

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