12日の営業再開に向け「ホテル白菊」

左から西田陽一社長、深津賢士料理長、
足立義隆料理長、伊東光一料理長

 新型コロナウィルスの緊急事態宣言が解除されて迎えた1日、次々に別府市内の旅館ホテルが再開している。
 上田の湯町のホテル白菊(西田陽一代表取締役)は、12日からの営業再開に向けた会議を行った。
 西田社長は「別府温泉の観光産業はかつて体験したことの無い困難を迎え、大変厳しい状況。社員一致団結してコロナに負けない覚悟で挑みます」と語る。
 営業再開に向けた試みとして、個人客の満足度を上げることを掲げている。和食の深津賢士料理長、洋食の足立義隆、伊東光一両料理長と新しい食事メニューを決める会議を行った。県南北の野菜、魚、肉の生産業者を訪ねて、地元の食材の新規開拓を進めている。連日、調査と会議を重ねて料理を決めている。従来の「白菊の味」に加え、さらなる充実拡大をめざしている。
 新型コロナウィルス感染拡大防止のための取り組みとして▽スタッフのマスク着用▽スタッフの検温を行い37度は自宅待機▽来客者は非接触の検温を行い37度5分を超えると別館の部屋に案内をして保健所や病院を紹介する▽フロントロビーなどに飛沫防止のアクリル板を設置▽「密」を避けるため朝、夕食は部屋に届ける―など行っている。
 12日からの営業再開後、夏休み前までは火、水、木曜日は休業する。

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