八幡朝見神社は「水無月の大祓式・献灯感謝祭併せて新型コロナウイルス感染症鎮静祈願祭」を6月30日午後3時、同所で斎行した。
大祓式は拝殿で行われ、神日出男宮司らが神事を執り行った。大祓や祝詞が奏上され、神宮司が玉串奉てんし、人形(ひとがた)神事として人形で体を撫で息を吹きかけ、罪や穢れを人形に移してお祓いする神事を行い、新型コロナウイルス感染症の鎮静化も願った。
続いて、例年8月1日から行っている「夏越献灯祭」は現在の社会状況を鑑み、今年は中止したため、長年、協力している人に感謝の意を込めて、過去5年間にさかのぼり、灯籠を奉献した人の名前を御芳名板として境内に掲げて「献灯感謝祭」を斎行した。
最後に、神宮司ら神職が境内に設置した大茅の輪のお祓いをし、茅の輪をくぐった。お祓い終了後、市民が茅の輪くぐりを行った。
市内在住の70歳代女性は「毎年、茅の輪くぐりをしています。今年は例年と違い、新型コロナウイルス感染症の収束を願いました」と話した。
茅の輪くぐりは7日まで。1日から、大祓式でお祓いをした小茅の輪(1体500円)で頒布する。今年は、小茅の輪を受け取った人は疫病除けの切札を合わせて渡す。無くなり次第、終了する。