8月に行われる任期満了に伴う日出町長選挙に、前副町長の今宮礼二氏(71)が立候補を表明して15日午前11時半、記者会見を開いた。
今宮氏は日出町出身で、近畿大学商経学部を卒業後、3年間民間企業に勤め、昭和46年に日出町職員に。商工観光課長、企画財政課長などを歴任し、平成15年に監査事務局長を最後に退職し、16年から助役(平成19年より副町長に名称変更)、平成22年に体調を崩して一度副町長を退任したが、25年に再び副町長に就任。本田町政でも1年間副町長を務めて、29年に退任した。
今宮氏は、「対話」「誠実」「公正」をモットーに「愛する郷土が直面する少子化や2025年問題を抱える高齢化、財政の硬直化をはじめとする課題にしっかりと向き合い、町民との対話を図りながら1つ1つていねいに解決し、日出町が持っている地域資源など高いポテンシャルをフル活用して町民全員が笑顔と活力あふれる日出町を実現したい」として、「攻める町政」「行動する町政」として、先頭に立って全力を尽くしたい旨を語った。さらに「町民、職員、議会の皆様と力を合わせて、『オール日出町』の精神で活性化を図りたい」と述べた。
日出町長選には、現職の本田博文氏(67)がすでに出馬を表明しており、現職と新人の一騎打ちとなる見通し。