ゼロ予算で中継を配信

「開かれた議会」を目指して
ユーチューブを活用して議会中継を配信

 日出町議会(池田淳子議長)は、大分県内で初めてインターネットのYouTube(ユーチューブ)を活用して、議会中継を6月定例会からスタートさせた。
 町議会では「開かれた議会」を実現するため、5年以上前から定例会の録画中継について検討を重ねてきた。しかし、アナログからデジタルへのシステム変更には、初期費用だけで約3千万円がかかり、400万円以上にのぼる運営費がネックとなり、なかなか進まずにいた。
 議会活性化特別委員会(安部徹也委員長、8人)は、お金をかけずに現行のアナログのシステムのまま議会中継が出来ないかを模索。行政視察などを通して、ユーチューブでの配信を検討。委員会と議会事務局、政策推進課がワンチームとなって、技術的なハードルを越え、動画の撮影から編集、アップロード、公開サイトの作成を自分たちで作り上げた。実現まで時間はかかったが、コストはほぼゼロ。予算がなくても「開かれた議会」を実現するために、第一歩を踏み出した。
 ネット上で見るため、いつでも、どこでもネット環境があれば見ることが出来る。一般質問も議員ごとに見ることができ、本会議の日程ごとに見やすく編集されている。今回は、初めてのアップロードということで、まとめて編集をしたが、今後は、1日終わるごとに1週間以内に随時アップロードをしていくことを目指している。
 池田議長は「ほぼゼロの低予算で議会中継を配信することが出来るようになった。多くの人に見てもらいたい」と話した。

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