臨時理事会の「無効」を主張

梅野観光協会長が異議申し立て

記者会見をする別府市観光協会長、梅野雅子氏

 別府市観光協会の会長選をめぐり、梅野雅子氏は協会長名で、去る6日に開催された臨時理事会で正副会長に選任されたとする福島知克氏、伊藤慶典氏を相手取り、8日付で通知兼催告書を送致して是正を求めた。きょう午前10時30分、記者会見を行った。会見には義母の梅野朋子氏と理事の島添信子氏が立ち合った。
 通知兼催告書によれば▽別府市観光協会の理事会が同8月6日に開催されたことを前提とし、協会の会長を梅野雅子と選任した上、解職したと主張している。定時又は臨時にかかわらず仮に理事会は、理事から開催請求があったときでも、会長が招集する旨規定されている。(協会定款33条1項)成立したとする理事会は会長である梅野雅子が招集しておらず、梅野雅子を解職する事(同31条(4)号)もできない。
 ▽梅野雅子は同6月30日開催された理事会において、17人の理事による賛成を経て、会長に選任されている。17人ではなく15人の理事の賛成があったと主張している。
 ▽同決議は、理事のうち、梅野雅子を会長にするか福島知克氏を会長にするか2名に絞られたことから、一種の決選投票方式で行われ、相対的に2名の内多数を得たものが会長とする旨の合意を前提とするもの、意思を表明した理事は梅野雅子(票を仮りに)15名福島知克氏12名としても、梅野を会長とすることを当決選投票に参加したものの全ての意志として扱うことが内容とされており、結局27名の賛成決議により梅野雅子を会長とする旨決議されたこととなる。
 ▽自ら有効に成立した(とする)8月6日付理事会において、梅野雅子が会長であることを「追認」しているので、同会長を解職するためには、同会長の招集による理事会において、議案が審議されなければならない。
 ▽同会長解職議案を審議する梅野雅子会長による理事会招集がなされていないのは明らか。本解職決議なるものは理事会の決議ではなく同理事会決議は存在しないことになる。
 ▽協会及び梅野雅子の名誉を著しく侵害し、協会の業務を混乱させ、業務妨害行為となりますので直ちに訂正発表をされたく催告すると、結んである。(一部原文を割愛)
 梅野氏は「役員などは無効。訂正を求めている。心身ともに傷つけられた」と述べた。
 なお福島氏は、きょう午後4時30分福島氏はじめ8人の副会長と専務理事を伴って就任報告のため、長野恭紘別府市長を表敬訪問する予定となっている。
福島氏は「法律に則り適切に行っている。改めて会見を開いて公表したい」と話している。

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