学生に「感染予防徹底を」

 立命館アジア太平洋大学(APU)の留学生や卒業生14人が新型コロナウイルス感染症に感染したことが判明したことを受けて、出口治明学長は、「感染者が多数出ていることについては、県民・市民のみなさまに大変ご心配をおかけしております。同時に感染した学生たちに対して温かい励ましのお言葉を多数いただいていることに深く感謝申し上げます。APUでは、この事態を深刻に受け止め、大分県や保健所等のご指導を仰ぎながら、引き続き感染拡大の抑止に全力で努めてまいります」とコメント。
 その上で「今回感染した学生たちは、感染判明前2週間は県外に出ておらず、上期(春セメスター)の授業は100%オンラインで実施していたため、キャンパスに登校することもなかった状況だった」と説明。そういった状況の中で感染者が出たことに「日頃から地域活動やアルバイト等でお世話になっている県民・市民のみなさまに多大なるご心配をおかけし、一部の商業施設や飲食店等では休業を余儀なくされる事態となるなど、みなさまの生活にも影響を及ぼしていることに心を痛めております。今後も温かい目で学生を見てほしい」とコメントした。
 また、学生に対しては「感染をこれ以上拡げないためには、1人ひとりの行動がますます重要になる。感染拡大防止のための基本行動(マスクの着用、せっけんによる手洗いや手指の消毒の励行、人と人との距離を確保し、人が密集する場所を避け、換気を徹底するという3つの密を避ける行動、日々の検温)の徹底」を改めて呼びかけ、会食については、「レストランだけではなく、自宅や下宿先での食事会やホームパーティーも感染のリスクがとても高くなりますので、どうか自粛してください」としたメッセージを発信した。

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