杵築市は24日午後3時半、市役所でふるさと納税による「楽器贈呈式」を行った。
6月から楽器を寄付するふるさと納税の募集を行った。市内の中学、高校の吹奏楽部で活動する子どもたちのために、眠っている使われていない楽器を自治体を通じて寄付してもらうもの。全国の音楽を愛する人たちから、「子どもたちのために」と寄付が集まった。
7月の寄付実績は、トランペット4台、テナーバストロンボーン1台、テナートロンボーン2台、フルート1台、クラリネット2台、アルトサックス1台、テナーサックス2台、コルネット1台の8種類14台。ふるさと納税を使って寄付をしてくれた人は、市外8件、市内2件で、ふるさと納税以外で楽器を寄付してくれた人は市外1件、市内3件だった。中には、市外の人で5台も寄付をしてくれた人もいた。
寄付者からは「まだまだ使える楽器ですので、部活で活用してもらえたら幸い」「眠っていた楽器が活用してもらえたら、うれしい」「楽しく練習してください」と温かい言葉も添えられている。楽器の特徴や不具合があった場合の対処方法などをていねいに教えてくれるメッセージをつけてくれている人もあった。
集まった楽器は、杵築中学校に4台、宗近中学校に2台、山香中学校に3台、杵築高校に5台贈られた。
永松悟・杵築市長と清末陽一教育長が楽器を贈呈した。杵築中学校の吹奏楽部の代表が、もらった楽器を使って演奏を披露した。
まだまだ不足している楽器もあるため、来年3月末まで、引き続き、楽器寄付ふるさと納税を募集している。詳しくはhttps://gakki-kifu.jp/で。