別府鶴見丘高校の文化祭「鶴嶺祭」

トップバッターでパフォーマンスを披露した書道部
クラス発表では劇が行われ盛り上がった

 大分県立別府鶴見丘高校(石井利治校長)の文化祭「鶴嶺祭」(麻生梨央実行委員長)が27日にビーコンプラザで、28日に同校で「symphony~奏功する夏を仲間と共に~」をテーマに開催された。今年は、新型コロナウイルス感染症の感染予防のため、外部の人や保護者は参加せず、生徒のみで実施した。
 27日は午前8時40分から、開会行事が行われた。石井校長が「コロナがこの時期まで続くとは思わず、開催できるか先生やPTAと話し合ってきました。しかし、2月末から自粛でいろんなことをガマンしてばかりでは、何の思い出もない高校生活になってしまうと、思い切って大きなホールを借りて行うことにしました。個性という楽器を奏で素晴らしいシンフォニーを作ってほしい」とあいさつ。
 間部陽菜生徒会長は「広いホールだからこその楽しみ方をして、見る側も演技する側も楽しんでほしい。思い通りにいかない今だからこそ、団結力を集結させた鶴嶺祭にしたい。私たちのための、私たちだけの大切な鶴嶺祭にしましょう。2日間、全力で楽しみましょう」と述べた。
 はじめに書道部が音楽に合わせて力強いパフォーマンスを披露。クラス発表では、かぐや姫が現代の鶴高に来て人とのつながりの中で大切なものを見つける「かぐや姫は悩みたい!」、回りの人に感謝を伝えて一歩を踏み出す「点描の奏」、SNSでの誹謗・中傷、いじめをテーマにした「今から君たちは人質です」など劇を披露。また、有志による発表などもあった。
 28日は学校内で展示や喫茶コーナーなどが出展。コロナの影響で満喫できなかった「夏祭り」をテーマに屋台やインスタ映えスポットの設置、体験型人生ゲーム、古本市、ちょっと変わったメイドカフェ、お茶会、文化部による展示など様々な催しが行われ、盛り上がった。
 生徒はソーシャルディスタンスを守りながら、原則マスクを着用して文化祭を楽しんでいた。

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