別府市議会の令和2年第3回定例会②

上程中の議案について、決算以外の審議が行われた

 別府市議会は令和2年第3回定例会本会議休会中の8日午前10時、上程中の決算以外の議案について、総務企画消防委員会(手束貴裕委員長)、観光建設水道委員会(市原隆生委員長)、厚生環境教育委員会(山本一成委員長)の3つの常任委員会を開き、議案審査を行った。
 観光建設水道委員会では、公営競技事務所が競輪事業特別会計を新型コロナウイルス感染症の影響で、2月27日から3月末まで本場での無観客開催や場外車券の販売中止となり、繰越金を1億950万円の減額補正をすることを説明した。委員からは「12レースが現在は9レースになっている。事業を早く元に戻すようにしないと、売上増にはつながらない」と指摘した。
 産業政策課の補正予算では、竹細工伝統産業会館を10月1日から指定管理にするための指定管理料約611万円、それに伴う開館使用料の減額などを計上。委員からは「今まで通りでは意味がない。指定管理になって変わることは何か」「フランスでも宣伝をしているようだが、宣伝しぱなしで、ホームページにはフランス語の表記もない。指定管理者にいろいろとお願いすべき」などの意見が出た。奥茂夫課長は「直営よりもより創意工夫のある事業をやってもらえると思う」などと答えた。
 他にも、令和2年7月豪雨で被害を受けた農地などの修復費、別府公園の駐車場を指定管理制度を導入する予定だったが、新型コロナの影響でイベントなどがなくなり利用料金制ではまかなえないことが予想されるため、制度の導入を困難と判断して引き続き業務委託をするための経費などが審議された。
 各委員長の報告は最終日の25日に行われる。

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