旅行など楽しみ元気に長寿

共に元気に100歳を迎えた小野さん(上)と直井さん(下)

 別府市は23日、市内で100歳を迎えた小野シズエさんと直井ちひろさんをそれぞれ訪問、表彰状と市長のお祝いメッセージ、お祝い金を手渡した。
 小野さんは20日生まれ。介護老人保健施設サンヘルスピア一燈園に入所している。福岡県出身で、豆腐屋の8人兄弟の次女として育った。電話交換手として働き、電気技師の男性と結婚。一時満州に行っていたが、昭和23年に夫の親戚を頼って別府市にきた。電球のソケットを販売して生計を立てていた。旅行が好きで家族と海外旅行にも行っていたという。60歳の時には知り合いと佐久間山に登って迷い、山で一晩過ごした経験も。趣味は菜園と編み物で、家族にセーターを編んだりしていたという。長寿の秘訣は「大きな声で笑うこと」と「よく体を動かし、食事等に気を付けること」としている。子ども1人、孫2人、ひ孫4人に恵まれた。
 直井さんは、19日生まれ。愛の里サンヴィラに入所をしている。長崎県出身で、父親は、歌人の若山牧水と同級生。4人兄弟の3女として生まれ、教員だった父の転勤で佐伯市に。自身も小学校教員となった。平成31年に施設に入所するために別府市にきた。今でも遠方から教え子が訪ねてくるという。2カ月に一度はパーマをかけるなどオシャレな一面も。長寿の秘訣は「のんびり暮らすこと。なんでも食べること。流されない芯の強さ」だという。趣味は、旅行、お茶、お花、日舞、習字など。子ども1人、孫1人、ひ孫2人に恵まれた。

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