別府市市民・学生大同窓会

サポーター企業の前で自分のやりたいこをプレゼンしたファイナリスト

 令和2年度別府市市民・学生大同窓会のワン・ベップ・ドリームアワード2020(起業・創業部門)が2日午後4時半から、市コミュニティセンターで行われた。新型コロナウイルス感染症予防対策として、ファイナリスト8人とサポーター起業の一部が会場に出席した。プレゼンの様子は、ユーチューブライブで配信をした。
 実行委員会の学生代表の道下裕太さん(別府大学4年生)が「昨年ワン・ベップドリームアワードにファイナリストとして参加しました。終了後に話をしたいという企業さんと奇跡的に出会い、具体的な話をしました。その経験が糧となり、将来への希望を持って楽しく学生生活を送れています。プレゼンターは一生懸命準備をしてきたので、最後まで聞いていただきたい」とあいさつ。
 サポーター企業55社、大学や公共団体などのパートナー10団体の計65社・団体。ファイナリストと①所属②プレゼン事業は▽塩見泰美さん①一般社団法人椿②おんせん県おおいたの“温泉コミュニティ”を守りたい▽吉田柳太郎さん①株式会社loZ②別府の子どもたちにロボットプログラミングを教えてJAXAにおくりたい!▽円城寺健悠さん①別府大学生②別府のアーカイブズを守ろう。
 ▽丸山征一郎さん①県立情報科学高校長②旅育++Tabiiku puraqura▽鈴木宏明さん①株式会社森のめぐみ②別府で始めるキャビアの養殖革命▽吉川光さん①立命館アジア太平洋大学生②あまいろ商店~無料のスーパーマーケット~▽勝正光さん①画家、現代美術作家②別府にアートの村を▽堤梨佳さん①朝日新聞社②KIDEA「好きから始める」多文化コミュニケーション。
 プレゼンを聞いたサポーター企業はQRコードから良かったファイナリストを投票した。オンライン視聴者も共感したファイナリストにオーディエンス賞として投票を行った。
 それぞれのファイナリストのサポーター企業が発表され、1人当たり13~24社が支援に手を挙げた。オーディエンス賞は210件の投票があり、堤さんが選ばれた。堤さんには、B―bizLINKの会議室利用やAsidの利用などの起業応援セットがプレゼントされた。
 また、9月7日から市民や卒業生に「別府で叶えたい夢」「別府とつながる」をテーマに募集。120以上の応募の中から、長野恭紘別府市長が引き当てた人に電話をかけた。当選したシンガポール在住のマーティさんが「別府が世界につながる窓になってほしい」と語った。長野市長も「別府はいつでも待っているので、帰ってきて」と呼びかけた。
 他にも中止となったカレージャンボリーに出店予定だった店舗のカレーを1人で食べて紹介する「オンラインカレージャンボリー」も配信された。

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