大分県子連育成研究協議会に90人

約90人が参加した協議会

 大分県子ども会育成会連絡協議会(小手川和彦会長)は「令和2年度第35回大分県子連育成研究協議会」を15日午前10時、別府市西部地区公民館体育館で開催し、約90人が出席した。
 はじめに、小手川会長から子ども会の組織運営に貢献した団体の朝日校区子ども会、個人(育成者)の後藤智・別府市子連常任理事、個人(指導者)の穴見友香里・大分県シニアリーダー“SHIN”会長に表彰状を授与した。
 主催者の小手川会長が「多くの人が同じ会場に集まるのは、2月末の県子連結成60周年記念式典以来。新型コロナウイルスの蔓延により、子ども会活動そのものが制約され、会員減少も顕著となった。子ども会をこれからどうするのかということを、講師に話をしてもらいます」。
 開催地会長の池邉栄治・別府市子ども会育成会連合会兼大分県子連副会長の「研修会は、日ごろから地域の子ども会に関わっておられる皆さんの知識の向上や行事などの情報交換が目的。本日の内容が今後の子ども会運営に活かしていただけるものを思っています」がそれぞれあいさつ。
 続いて、日本文理大学人間力開発センター長の高見大介さんが「子どもたちに今だからつけた人間力」をテーマに講話した。
 高見さんが学生との会話の中で、やり直しが利かない社会がもたらすものとして「人生は無理ゲーだ!」というものがあり、それが本当にそうなのか、そしてそう感じるということは、自己肯定感が低くないかと感じた。
 「自己肯定感とは自分自身を信じる力で、社会の中での自己確認を意味する。その中に、自己効力感という自分の能力を信じる力がある。また、その中に自己実現という自分の目標を達成する力がある。これらがあるから、社会への探究心、やれば出来るという気持ち、自分や地域が好きなどの思いにつながる」と話した。
 別府市と挾間町が大分県子連「わくわく体験プランモデル事業」を報告、武蔵町が大分県子連「安全教育推進事業」を報告した。
 中野浄昭・県子連ジュニアリーダー事務局が「ジュニア・リーダーの結成と効果について」、穴見会長が「地域子ども会とは」をテーマに講話した。
 最後に、小手川会長が謝辞を述べて、池邉県子連副会長が閉会の言葉を述べた。

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