北浜3丁目の山田別荘90周年特別企画

柳家小春さんの三味線で「かっぽれ」を披露する三遊亭鳳志さん

 北浜3丁目の「別府くつろぎの温泉宿 山田別荘」の90周年特別企画「御祝い寄席」が7日午後6時、同所であり、30人が出席した。
 山田京児代表が「90周年を迎えるこの建物のために何か出来ないかな、と女将が考えて企画しました。今日は、三遊亭鳳志師匠、柳家小春師匠の2人に来ていただいて、笑って、泣いて、楽しんでいただければ嬉しいです」とあいさつ。
 山田るみ女将がこの公演の注意事項を説明した。
 出囃子がかかり三遊亭鳳志さんが登場すると、大きな拍手が起こった。柳家小春さんも一緒に登場し、「かっぽれ」を披露した。
 その後、三遊亭鳳志さんが小噺をして笑いを取り、落語で使う小道具を説明。続いて、これまで高座に上がったときの話で盛り上がった。高校で高座に上がった際、手ぬぐいを使って食べ物を食べて「これは何を食べたと思いますか」と質問すると、生徒は「手ぬぐい」と答えたことを話すと、会場は笑いに包まれた。
 次に、柳家小春さんが登場し、昭和6年にレコード化されたが「別府音頭」の大流行に押されて忘れられた幻の名曲「別府まっちょる節」を披露。平成20年に新たな振りが付けられて復活している。
 4日は、同じく90周年を迎えた「ひたの味 寶屋」で、三遊亭鳳志さん、柳家小春さん、三遊亭好二郎さんが高座を務めた。

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