別府市の公共交通活性化協議会

公共交通のあり方について意見を交わした

 令和2年度第3回別府市公共交通活性化協議会(会長・阿南寿和副市長)が19日午前11時、市役所で開かれた。
 阿南副市長が「全国的に新型コロナウイルスの感染が拡大し、県内も厳しいものがあるが、GoToキャンペーンなどで地域経済においては、宿泊施設でも多くの予約が入っていると聞く。交通関係者にも様々な苦労があると思う」とあいさつ。
 議事では、別府市地域公共交通網形成計画を新型コロナの影響で、適切な効果検証が出来ずにいることから、本来は今年度最終年度だったが、1年延長することについて話し合い、委員からは「実状、やむえない」との意見が出て、了承した。
 また、大所・小坂地区事前予約型乗合タクシーを来年度から本格運用することについても了承した。令和元年10月から今年3月までは、運行は30日、52便で、利用者は延べ61人。1日当たりの平均利用者は2・03人、1便当たりは1・17人だった。4月から9月は26日、47便で延べ利用者は46人だった。新型コロナ等の影響で「住民行動が変わり、利用に変化があった」としたものの、一定数の利用者がいることや、アンケート調査で今後、高齢により免許証を返納した場合には利用したいとの声もあったことなど総合的に判断をした。

コメントを残す