コロナ「鬼対策基準」公表

厳しい基準をクリアした店舗に交付される「鬼コロナ対策ステッカー」

 別府市は、新型コロナウイルスの感染予防対策を強化。「別府モデル」の“鬼対策基準”を設けて、対策をしている飲食店に「鬼コロナ対策ステッカー」を交付する。また、交付された店舗は、別府市公式ホームページ内に「別府の飲食店頑張って営業中!」の中で公表する。
 対象となるのは、別府市内で飲食業を営み、鬼対策基準をクリアした食品衛生法に基づく営業許可を受けている店。市暴力団排除条例に規定のある暴力団員または関係者でないこと。
 鬼対策基準は、利用客への感染症対策として▽店内入口に消毒液を置き、入店時に手指消毒と体温チェックをする▽マスクがテーブルまたはカウンターに置きっぱなしにならないように呼びかける▽飲食時以外はマスク着用、大声禁止、お酌や回し飲み禁止を促す▽テーブルの利用は、真正面を避ける▽テーブルの間をアクリル板などで区切るか距離を置く▽カウンター席は、席と席の間にアクリル板を置くか1㍍以上離す▽利用客の滞在時間は1・5時間以内に設定し、タイミングを見て声かけをする。
 従業員の対策として▽常時マスク着用▽業務開始前には検温や体調確認を行い、毎日記録に残す▽一度に休憩する人数を減らし、対面での食事や会話は避ける▽休憩スペースは常時換気をし、供用物は定期的に消毒をする▽コロナ接触確認アプリ「COCOA」を従業員全員(出来ない機種を持っている人を除く)がインストールする。他にも、施設の換気を1時間に2回以上行うことや、タオルをペーパータオルにする、利用者が入れ替わるごとに必ず消毒をするといった厳しいルールになっている。
 ステッカーの交付を希望する店舗は、公式ホームページ内のフォームから申請を。申請書の提出でも受け付ける。市では「ステッカーは対策をしていることを確認するものであり、その店から感染者が出ないと保証するものではない」としながらも、「安心安全な店舗としてPRに活用してほしい」としている。インターネットによる申請はすでに始まっており、1月5日からは市役所1階レセプションホール、同25日から4階の産業政策課でも受け付けを行う。問い合わせは、事業者向けコールセンター(電話75・8525)へ。

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