別府市がリモートで仕事納め式

パソコンを前にリモートで仕事納め式のあいさつをする長野市長

 別府市は2020年の仕事納め式を25日午後4時半から、リモートで実施した。
 長野恭紘別府市長は「今年は、新型コロナウイルス感染症の対策に追われ、また、日常生活にも大きな変化がもたらされた1年だったと思います。職員の皆さんには、緊急対策を全庁体制で取り組んでいただき、改めて感謝します。緊急対策については、第1弾で雇用、事業、市民の健康・生活を守る取り組み、第2弾で経済を回復させる取り組み、第3弾として市民生活の経済的支援と市内産業の活性化を図る取り組み、第4弾で感染拡大防止と事業者を支援する取り組み等をスピード感を持って進めてきました。市民の皆さんの手続きがワンストップで行えるよう、総合受付センターを設置した際に、スムーズに相談や受付が行えたのは、各職場から専任の職員を出していただいた、皆さんの協力があったからだと思う」と振り返った。
 その上で「来年は、いよいよ東京2020五輪・パラリンピックが開催されます。一昨年開催された、ラグビーワールドカップ2019日本大会で国内外から多くの観光客、観戦客を迎えた経験を生かしつつ、アフターコロナ、ウイズコロナの新しい観光施策を実践しながら、民間企業や関係機関の皆さんと連携して稼ぐ力の強化に取り組んでいきたいと思います。すべての施策は市民の皆さんの幸せのためということを心に刻んでもらい、限られた職員数の中で効率化できるものはしっかり効率化し、知恵を絞りチャレンジする。風通しの良い行政を目指していきましょう。職員の皆さんのアイデアに期待しています」とあいさつ。
 来賓の松川章三市議会議長は別室からリモートで出席。「自然災害に加え、新型コロナウイルス感染症が全世界に広がり、本市もその対策に苦慮した1年でした。職員については、4月以降、市長の陣頭指揮で市民の安心安全のため、日夜ご尽力いただき、少しずつではありますが、別府市の経済も回復基調になっていると感じています。今年1年のご苦労に敬意を表します。本市においては、引き続き、感染予防対策を実施すると共に、経済対策事業を積極的に展開する中で、市議会としては、この苦境下における市民の声を行政運営に反映できるよう、市と一帯となって力を注いでいきます」と述べた。
 仕事始め式は1月4日午前9時半から、リモートで行う予定にしている。

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