令和2年度伝統工芸品産業功労者等表彰を受けた伝統工芸士で別府竹製品協同組合相談役の油布昌孝さん(79)が25日午前10時30分、長野恭紘別府市長へ報告をした。
経済産業大臣指定の伝統工芸品伝統的および伝統的工芸品材料を製造する産業の振興に特に貢献した人が対象。
同組合理事長の岩尾一郎さんが、油布さんの受賞の経緯を説明した。
油布さんは「こつこつやってきました。国から賞をもらって、肩の荷を下ろしていいのかなと思いました。ただ私が賞をもらっただけなのに、こうやって多くの人からお褒めに預かることはドキドキします」と述べた。
長野別府市長は「別府は竹に対して、組合の皆さんと一緒に発信していこうと取り組んでいます。その礎を築いていただき、また生きる伝説として活躍していると思っています。まだまだ後進の指導、別府竹産業の全体的な発展というゴールがないかもしれませんが、油布先生の力が必要です。この受賞を機に更なる活躍を期待しています」とねぎらった。
歓談後、記念撮影を行った。
九州経済産業局長表彰授与だが、新型コロナ感染防止の観点から福岡での表彰式は中止となった。岩尾理事長が2日、油布さんに伝達した。