別府市がPCR検査実施へ

PCRの簡易検査キット

 別府市は、自主休業をしている接待を伴う飲食店で希望する店の従業員にPCR検査を行う予定にしているが、4日、対象を市内の飲食店すべてに拡大することを発表した。
 当初は300店舗ほどを想定していたが、これにより約900店舗が対象となる。検査は唾液を採取してもらい、民間の検査機関に郵送して検査をしてもらうスクリーニング検査。この検査で陽性の疑いがある人は、保健所と相談して、行政検査を受けてもらう。1人につき最大3回検査が出来る。
 希望者は事前に申し込みをし、簡易検査キットを受け取り、事前に予約した回収日に市リサイクル情報センター裏にある倉庫に持参してもらう。検査の結果は回収後3、4日ほどで分かる。
 5日から15日は、スナックやバーなど当初対象となっていた店の申し込みを受け付け、18日からそれ以外の飲食店の申し込みを受け付ける。
 市健康づくり推進課では「簡易検査なので、これで絶対に安全という保証ではないが、定期的に検査を受けることで、店も利用者も安心できる要素にはなると思う。12月補正であげた予算で対応できると思う」としている。
 長野恭紘別府市長は「新規感染者がすごく減っていますが、これをどう維持していくかが大切。県との調整も必要な中、県内では飲食店を中心にクラスターも発生しており、県としても協力してくれると確認が出来た。鬼コロナ対策が広がれば、防止を継続できると思う」と話した。

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