B&G別府海洋クラブがヨットでゴミ拾い

海に漂っている海洋ごみを拾って
キレイな海を守る活動を続けている

 B&G別府海洋クラブ(濱本徹代表)は、セーリングの練習をした際に海に浮かぶゴミを拾う活動をしている。クラブが所属する全国組織である日本オプティミストディンギー(OP)協会として環境省の「プラスチックスマート」に登録をしている。
 プラスチックスマートは、ポイ捨てなどによって回収されずに河川などを通じて海に流れ込む「海洋プラスチックごみ」が世界的に問題視される中で、個人、企業、団体、行政などあらゆる立場の人たちが自分たちに出来る活動を行うことでプラスチックと賢く付き合っていくために活動をする組織を応援するもの。個人や消費者は「#(ハッシュタグ)プラスチックスマート」をつけてごみ拾いイベントなどの様子をツイッターなどのSNSに投稿する。自治体やNGO、企業などの団体は、取り組みを登録する。現在、1813の活動が登録されている。
 別府海洋クラブは、OP級(15歳までのジュニア選手が乗るヨット)で世界大会に出場する選手を輩出するチーム。10人ほどの子どもたちが所属しており、北浜のヨットハーバーから別府湾に出て、毎週、練習をしている。濱本代表の呼びかけに、子どもたちも賛同して練習が終わったあと、ハーバーに戻る途中で浮かんでいる海洋ごみを拾っている。日頃から練習の場として使っている海へ感謝の気持ちとキレイになってほしいという思いを込めて活動を続けている。
 田口湊汰さん(12)は「ビニール袋などが落ちていたりすることもある。海がキレイになればいいなという気持ちで拾っています」と話した。
 国連もSDGs(持続可能な開発目標)の中で、海の豊かさを守ることを示しており、子どもの頃から環境問題やSDGsについて考える機会を持つことは重要。冬場はあまりごみはないそうだが、未来の子どもたちのためにも、海を守る活動は続く。

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