別府料飲協同組合と別府食品衛生協会

各店に感染予防の徹底の声かけをしながら、消毒液を手渡した

 昨年12月、北浜界隈でスナックなどの接待を伴う飲食店で新型コロナウイルスに感染する人が多く出たことから、年末年始にかけて自主的に休業。4日から営業を再開する店が多い中で、別府料飲協同組合(赤嶺リサ理事長)と別府食品衛生協会(小出英治会長)は5日午後8時から、組合員の店舗を回り、感染症対策の徹底を呼びかけるとともに、一致団結して頑張ろうと声かけを行った。
 赤嶺理事長ら5人が北浜や元町の約60店舗を回り、大分県が作成した飲食の際は大きな声でしゃべらないことや会話をする場合はマスクをするなどの感染予防徹底のチラシと消毒液を配布した。
 店を訪れて赤嶺理事長が「一緒に乗り越えていきましょう」と声をかけ、お客への感染予防周知などをお願いした。お店の中には年末移転オープンを予定していたが断念せざるを得なくなり、新年からのオープンにこぎつけた店もあるという。年末年始のかき入れ時に休業を余儀なくされ、厳しい状況が続いているが、どの店も不安を抱えながらも心機一転、新しい年を迎えている。
 消毒液を受け取った「まるとく」の佐藤剛店長(43)は「難しい状況ですが、出来ることはやっていこうと思っている。一致団結して頑張っていくしかない」と話した。
 赤嶺理事長は「今やらなきゃという気持ちで自主休業をし、それが早い再開につながっていると思う。お客様にも安心して来てもらえるように、対策をしっかりしていかなければいけない。私も別府で30年ほどお店をしているが、人生で初めての経験。不安もありますが、ここは私たちの生きていく場所。1日でも早く元気になるように、活気が出るようにと思っている」と話した。

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