伝統舞踊や朗読などで文化伝える

伝統舞踊を披露して訪れた人にインドネシアの魅力を伝えた

 立命館アジア太平洋大学(APU)のインドネシア出生学生でつくる「APUINA(アプイナ)」(シャミラ代表)は23日午後1時、トキハ別府店の大屋根の下でインドネシア文化を紹介するイベント「チェリタ・キタ~インドネシア伝説のお話」が開催された。「ベップ・アート・マンス2020」の一環。
 APUの外国人留学生の中で、インドネシアからの留学生2番目に多いは約400人。文化・学術の行事を通じてインドネシアの学生の可能性を最大限に引き出すプラットフォームを作り、日本の国際社会に多様性と寛容の価値を広めることを目指している。
 世界最多の島々があり、島ごとに伝わる伝統や文化は違う。会場には多くの人が訪れて、多様な文化を楽しんだ。バンドがオープニングを飾り、伝統的な曲や流行歌で盛り上げた。引き続き、朗読があり、国の後継者を巡り長女が人望のある末っ子を呪い、森に追放された王女はサルの助けを得て元の姿に。王宮に戻り、人間に戻ったサルと結婚をして女王となった物語を紹介。
 また、伝統的な衣装を身にまとった学生が民俗舞踊を披露。息の合った踊りに会場から大きな拍手が行われた。
 アプイナは、北浜の多機能拠点べっぷ未来わくわくセンター「yoiya」で24日まで展示やワークショップを行い、多くの人に文化を紹介した。